Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

poetry

fish

fish 睡るような姿勢のまま水のなかでストロォを咥えて 奥歯で噛んだりしていた 午後 水面が揺らいで 世間がその向こうにあって けれどこのガラス窓を通れるのは陽のひかりだけ そして夜の闇だけねえ きみはこの部屋が好き?紅いさかなは炭酸水のストロォを…

cutting.

cutting. 出来れば 出来るだけ 家族ではないように 暮らしたい ふとした 仕草が 家族めいてしまわないように 丁寧に 丁寧に 気をつけながら やっていこうね 植木の鉢 私たちには剪定の才能が無い

「都会の子ども」

「都会の子ども」 道路の混雑は常のことなので不注意だった 出会いがしらに誰かにぶつかって その男は手にしていたスポーツ新聞を取り落とし ざーっと活字が傾れこぼれ落ちて スクランブル交叉点じゅうに広がってしまい 警官たちが整備にやってきた 特に誰も…

2020.09.12 #深夜の二時間作詩

5分前となりました。本日のお題は「都会」上記のテーマについて、さまざな表現方法で、作詩してください!よろしくお願い申し上げます。#深夜の二時間作詩— 深夜の二時間作詩 次回12/5 92回目 (@2hoursPOEM) September 12, 2020

漏毒/朗読ナイト

今夜19時30分からのライヴに、オンライン配信で参加します。ライヴハウスでの観覧のほか、youtube配信もあるのでこんなところにyoutubeの枠を貼ってしまいますね。時間が来たら動き出す筈です。 当日14時に急にブログを書いているのでわやくちゃで(早く書け…

こゝろ

こゝろ あなたはあなたの狙いの為になら わたしを疎んじるようになり わたしはそれがかなしくて泣き過ごした あなたはわたしに言葉を届けなくなり わたしたちのあいだに線を引き わたしは神経を削り手首を戯れ程度に傷つけるにんげんへの執着 醜いのに投げら…

永遠に愛するものなど無い、(愛するは可能形では発音出来ない)

ひとが死んだので百合を携えて峠を超えたが、途中で陽炎が透明な棺を掲げて虹を渡ってゆくので、もう遅かったと思い、その百合は食べてしまった。 たぶん悲しかったのだ。だが、私はひとを愛せないであろうと知っているので、悲しかったなどということは無い…

prototype #

幸せみたいなのは分からないけれど、好きと嫌いはあります。「私、イビツなの、好きです。好きだと思います」 「だからきみの小説にはクロチネさんしかいないんでしょう」 「そうかも知れません。でもそれが何か欠陥であるか、私は解らないんです」 「歪ゆが…

「犬三匹と果物ナイフ」

犬三匹と果物ナイフ 犬三匹と静かに歩く貴婦人が 真夏の夜を真っ直ぐに横切ってゆく 一万、跳んで、ソー、スウィート 一方、跳んで、ソー、スウィート 駄目だなあ、勘定が合わないなあ 何度も数えるパーラーで 果物ナイフを握り締め 閉鎖前には帰り たくって…

「睡夢」

睡夢 魚が眠るということを理解できない侭死んでいた三十二歳、老いてゆく夜 屋上から見下ろす世界、それは深海 水底にしんしんと降り積もる魚のなかで私は倒れていた 桃色の魚が黒くなり 青色の魚が赤くなり それが魚の眠りということらしく 魚は嘘をつく私…

『人へ』

『人へ』 結局のところ私の世界には私以外誰もいない 人間のことを忘れたら楽になれる。 元々私の生命になんの関わりのある存在だったのか? 思い出せ、その無関係性。 (初出:如雨露の涙)

「貴女へ」

「貴女へ」 貴女はひとをねらうようになり、 飛んできた羽虫を虫を叩き潰すのが怖い自分は臆病だと云って泣いた、 という内容の詩を書いてみせた。 私は、本当は貴女は虫を潰せると思った。 貴女はきっと虫を潰せるでしょう ううすらと困惑してみせる唇のか…

「不可思議関数」

「不可思議函数」 寝ても覚めてもこの世に躰が在る謎が いっとう不可思議一那由他。 消えろ、消えろ、恒河沙きえろ! 得ても消えてもこの身に欲が在る故に 一世一代大演技。 惹かれ、引かれ、満月ひかれ! 来ても生きてもこの強欲去らぬ苦々しさが 一途の想…

ミルヒ

ミルヒ もえこは私の睫に触れて 王蟲の触手みたい と云う はいってきそうもえこの話し方は 甘い あまったれではなく あまやかで いいの? と 云うときの、の? が とても甘くたゆむことに 久々に逢って言葉を交わして 気付くいいの? いいよお もえこは私の…

凪と炎

凪と炎 燐寸をを摺ろうとして指にちからなく 脱力、凪に嫌われる凪なのか、 もう凪なのか 脳の一部がしろくなり鎮まる/沈める 己の内が声を上げる 感情よ動け 肉体よ行動せよ ここには風ひとつ吹かない ただ望まれた安穏が 体内を巡っている もう感じたくな…

死体を探す為にと発言する所作が

ほろ苦い気持ちと あの、ほろ永い心細さ痛みが傷みでありそして悼みであることが。この揺らいでしまう私の肢体が あの頃合唱の列に並んでソプラノを歌っていたなんて 今では幻のようだ肢体が、死体になるまでの束の間 あの、ほろ永い、ふあんていこの島で、…

詩「眼疾」

「眼疾」彼女といふのは私なのだが 私はわたくしどもに勝てはしないので彼女を突入す。 あゝ、憎きわたくしども現代詩! 何故なら彼等は日頃己れをわたくしなどとは呼ばないだらうと思うからなのであつた。 わたくしなどとは関はらず、私は詩を書く体勢であ…

肯定

詩と小説と絵と歌のことを考えて過ごす、過ごしている それらは組み合わさっている、また、歌の詞は詩に単語が似ているので 詩のことを考えている、と云うと大体が纏まる 常に考えている それは私が公共の職に就いていないからなのかというと 職業人である私…

私のマリアさま〜Natasha〜

(ずっと前の3月3日に書いた詩の微修正)

psqs#004「花の宴」

掻き乱して 抉り出して 睨み付けて 火を点けて / いいえ、嘘なのよ、灯が欲しかっただけ /鮮やかだった夕映えももう、 青い影を引き擦り落として、夜空が躰に溜まるから / ほぉらまたひとつ傷付いた / ほぉらまたひとり逃げてった / 流れゆく、ものはみな、…

psqs#005「晩餐会のトランプ」

晩餐会のトランプ 有りがちな逡巡と疑問符/五線紙を灼くセンシティヴ/サディスティックディスカッション/三角錐とミサンガ/ ほんとうに当人達は知らぬを決め込むランプ/日陰に落とすトランプ/残骸遺す火山灰/晩餐会の散会後、/ この子はもう、返しま…

「大森靖子みたいに」cover

曲を作ったのはにゃんしーさんです。 大森靖子さんみたいになりたい、のに、上京出来ない、恋愛をしたら思っていたことと全然違う、伸ばした爪ではギターが弾けない、悲しい。ライヴハウスに行ったらきっと私、浮いてしまって、だめだ……みたいな、高校を卒業…

【第115回フリーワンライ】詩「旬」

「旬」 4つの青春の光がある 彼等が木陰で隠した言葉 四人はふたりという形を知らなかったから、森の奥で四人で横たわった、それは女性? それとも男性? 青年青女 秘密の飴玉を嘗めるように舌先で触れ合う、それは空 舌の動きと感覚だけで肉体が分かるとき…

「桃の夢」にゃんしー

「桃の夢」にゃんしー ワー 川から桃が流れてきた! と思ったら夢だった……しかしそこは二度寝である なんとしても夢の中で桃太郎を捕まえ 当社の契約社員として働かせるのだ!で、寝たら今度はお尻が流れてきた(´・ω・`)桃とお尻は似ているようで 結構違う【…

「火は綺麗」にゃんしー

「火は綺麗」にゃんしー 人は死ぬことを恐れ そして死を祭ることを始めたその道具として火が選ばれたのは 火が死と強く結びつく存在であるからだろう火が綺麗だと思うことは 死が綺麗だと思うことに似ている どちらも本能的な恐怖からの 逃避、というより 「…

「火は綺麗」こみちみつこ

「火は綺麗」こみちみつこ 夏の夜に湧いてでた虫を わたしは殺そうとしました振りかざした手を打ち下ろすことがどうしてもできず あなたの手に任せました 虫を叩き潰すこともできない 臆病で非力なわたしの手 わたしは隠れて泣きましたわたしの手が直接に そ…

「火は綺麗」小倉拓也

「火は綺麗」小倉拓也 生きることは加速すること 沢山の時間が私たちの背後に幽霊となり 地べたを這う背を脚を後押しをする その摩擦に焼かれて 私たちは火炎を上げながら 消し炭になる∗「そんなふうに生きなさい」と先生は言った その教訓さえ生まれた時か…

「火は綺麗」泉由良

「火は綺麗」泉由良 私は躰が昂ぶってゆくとき 透明になるような感じをおぼえます 躰の隅々まで興奮の潮が満ちるときに 自分の指先や蹠の皮が 無くなってゆくような心地がします 震える声音からも急速に色のうねりが引いてゆき 冷めない両手両足、腰、心肺、…

胡亂な旅

不安なり胡亂な鞄で歩く旅、色鉛筆が入つてをらず (足柄SA 宿泊中) 明日は詩の合評会にゆきます、と云ったのですが、どうにもひとに会うのが恐ろしく、又、咳が酷い音を立てるので思案中。 第7回詩について・対話篇 ひとに会いたいけれど本当に恐ろしく、…

【朗読】紅い時代

街灯も無いこの街で ええ案配の風が吹く (詩・朗読/待子あかね・動画制作/白昼社)



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