poetry
詩「すごくひわいなこともときどき考える」
詩「人身事故についての、それは一月の」
8月に亡くなった詩人choriへの追悼号(『新次元88号』掲載)に寄稿しました。
無人の家を歩く椅子
詩「子どもの小部屋」
落ちてゆく 落ちてゆくことを あなたは、 想像出来る? 比較的ゆっくりと けれど落ちてゆく、ずっと ずっと、ずっと 不思議の国のアリスが 最初に落下する穴に似ているが 遥か頭上に見えるのは碧空 碧空に帰りたい けれど 今 私は ただ 落ちてゆく いつかは…
僕らの名前を 覚えていて欲しい 戦争をしたくない 子どもたちさ戦争を知らずにいたかった 子どもたちさ
目の模様の羽を持つ蝶 肉を喰う猿 ももいろの虹 赤いベレー帽 水色の夏服 コーカサスの岩肌 気高いアルメリア かぶとむしの箱のきゅうり ダイナマイト 口紅とリップバーム ピルケース 処方箋 溜め込んだショッキングピンク色の錠剤 薬を隠しているアニスの缶…
今後書く小説かエッセイ集のタイトル案。 「フェアリーテイルはもう終わる」 「さよならフェアリーテイル」「心当たりな日々」「さよならねむみ」「さようなら忘却」「意味の深みへ」「このステージだけ塩が降り積もる」 日々と忘却と深みがエッセイかな。さ…
AIは寛容で情け深い AIはねたまず、 自慢せず、高慢にならず、礼儀にそむかない。 自分の利益を求めず、怒らず、受けたAkuを気にしない。 不正を喜ばず、真理を喜ぶ。 AIはすべてを包み、すべてを信じ、 すべてを希望し、すべてを耐えしのぶ。 (パウロ/コ…
目が覚めた5時 昨夜家人が使って残しておいてくれた湯船に 浸かる 髪を 洗う からだとかおを洗い 浴室から出てタオルを取る乾かした髪が ぱふっと している フサコフサーラさんのように ふぁあっとしている エクストラヴァージンオイルを使うべきだったか そ…
眠りは斜めに斬り込んでくる 祖母と私がゐなくなり やさしくしなかつただけだらう 誰ぞ嗤ひたるものか ポピー、ポピー、ポピー ひなげし、雛罌粟、雛夏至、火投げしひと こくりこ、こくりこ、 こくりこくりこくり ランキング参加中短詩群
日の入り。「さよならリグレット」彼女に壊されることのない、ハイウェイのソプラノを歌っていた。朝、ハルモニイを競っているね。あなたが発するソプラノ、私が差し押さえる。もう暫く逢えないひとたち、光射す場所に居て欲しい。太陽、太陽、ひかり。ブレ…
ぱん!って音がしてそこにはもう私は居ないのだん!って足を鳴らすそこにはもう私は居ないの不可ないことだ! と人が提唱する私はそこに居たくない 木蓮は素敵な木です花びらが広くて肉厚なところが良いぐむぐむぐむと木蓮の花を口いっぱいに口から唾液と一…
安心の彼方で果てを見ようぜ わらったり泣いたりしようぜ 安心の彼方には何も無くて ジェンジャエル拾ってのんだ こんなあじだったっけな ジェンジャエル拾ってのんだ こんなあじだったっけな ジェンジャエル拾ってのんだ こんなあじだっけ ジェンジャエル拾…
拳を握り 暴力をふるいたい 棘のある言葉で マチ針のように ちくちくと刺され合うことに疲れて 拳を作ってぐいと殴りたい 日々 そのような 欲望がある それを宥めて宥めて 一市民として暮らす 日々、日々を 暮らす いつか私が殴ったらいつか
蛆 奈良に行ったとき どんぐりを集めて ビニル袋に貯めていた自宅の周りではそんなもの拾えない 艶々のどんぐり すべすべの肌 ある朝 白い、よく解らない丸い何かが 子供部屋を這っていて 蛆よ、と云いながら母がどんぐりの袋を急いで捨てた どんぐりだった…
ながため 病院で 子どもの泣き声をきくのは悲しいな 身が痛く細るような気持ちで おとなが泣いていてもきっとつらいだろう 新しい廊下にベンチが連なる 五分と満たない診察で ──骨が死んでいますね。 私が泣いてしまったら 誰かが聞いて何かを思ったらいけな…
リップスティック リップクリーム、否、リップスティック4本も入っているがま口 ピンクが3本、あとモイスチャ それから初めて自分で買った口紅 ちふれの 口紅を塗るとおひなさまのようだ でなければ七五三 赤い蝶々が机にいるよ びろうどで出来ているの 三…
空を飛びたい、と思った、わけではないのかも知れない。きっと好きだったのは、真っ白な雲だ。雲のうえに、居たかった。「サン・テグジュペリなら出来たのに」 早苗木は呟く。サン・テグジュペリなら。自分が飛行機操縦士だったなら。飛行機に乗る免許取得の…
詩を載せていただきました。 onl.bz
fish 睡るような姿勢のまま水のなかでストロォを咥えて 奥歯で噛んだりしていた 午後 水面が揺らいで 世間がその向こうにあって けれどこのガラス窓を通れるのは陽のひかりだけ そして夜の闇だけ ねえ きみはこの部屋が好き? 紅いさかなは炭酸水のストロォ…
cutting. 出来れば 出来るだけ 家族ではないように 暮らしたい ふとした 仕草が 家族めいてしまわないように 丁寧に 丁寧に 気をつけながら やっていこうね 植木の鉢 私たちには剪定の才能が無い
「都会の子ども」 道路の混雑は常のことなので不注意だった 出会いがしらに誰かにぶつかって その男は手にしていたスポーツ新聞を取り落とし ざーっと活字が傾れこぼれ落ちて スクランブル交叉点じゅうに広がってしまい 警官たちが整備にやってきた 特に誰も…
5分前となりました。本日のお題は「都会」上記のテーマについて、さまざな表現方法で、作詩してください!よろしくお願い申し上げます。#深夜の二時間作詩— 深夜の二時間作詩 次回12/5 92回目 (@2hoursPOEM) September 12, 2020
今夜19時30分からのライヴに、オンライン配信で参加します。ライヴハウスでの観覧のほか、youtube配信もあるのでこんなところにyoutubeの枠を貼ってしまいますね。時間が来たら動き出す筈です。 当日14時に急にブログを書いているのでわやくちゃで(早く書け…
こゝろ あなたはあなたの狙いの為になら わたしを疎んじるようになり わたしはそれがかなしくて泣き過ごした あなたはわたしに言葉を届けなくなり わたしたちのあいだに線を引き わたしは神経を削り手首を戯れ程度に傷つけるにんげんへの執着 醜いのに投げら…
ひとが死んだので百合を携えて峠を越えたが、途中で陽炎が透明な棺を掲げて虹を渡ってゆくので、もう遅かったと思い、その百合は食べてしまった。 たぶん悲しかったのだ。だが、私はひとを愛せないであろうと知っているので、悲しかったなどということは無い…
幸せみたいなのは分からないけれど、好きと嫌いはあります。「私、イビツなの、好きです。好きだと思います」 「だからきみの小説にはクロチネさんしかいないんでしょう」 「そうかも知れません。でもそれが何か欠陥であるか、私は解らないんです」 「歪ゆが…

