Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

poetry

プネウマティカ

「プネウマティカ」 ──Pneumatica 幾度火を浴びてもわたしは燃えない。 どんな劫火であろうとわたしは燃えない。 大気中の酸素と結合に次ぐ結合を繰り返し、 わたしはいつまでもここにいる。 大気のなかに灰が舞い上がり羽撃いてやがては墜ちる。 わたしはい…

「白いゆめ」

白いゆめ そろそろ帰らなくちゃと思いながら ふうちゃんとなっちゃんと 路をあるいている 公園があって 冬だから寒い 裸木がほそくてんてんと立っている しばらくすると 淡いピンクの あの儚い薄い花びらが見えて あ さくら 私たち三人はびっくりする そうだ…

私の分の魚まで食べていた 247 - ヴォトカ流れる河のほとりで この短いフレーズに、どうしてこんなに美しく感じるんだろう。 言葉の向こうに彼女が居るから? ではなく、フレーズだけで完璧だと思えるから……?

うつつ

檸檬の沈む湖 炭酸水の波が 打ち寄せる浜うつつ砂に頬を寄せ 懐かしい歌を 嘆息のように さんざめく 風 ゆうべ浜辺をもとおれば ヴォトカ流れる川の向こうの 友人の家を尋ねゆかん 百合を一輪たずさえて

「肌色」

タータンチェックが重なり合った スカートを穿いて 隠しているの 赤いギンガムのシャツは アイビーギャルの名残り 柄on柄で歩く下りひとり 肌色を嫌悪している 人間なのに タータンチェックの滲み合ったスカートを穿いて 隠しているの 滲み混ざる心

〔ちるちるみちる〕

中央路線は感情露線 shi ha tsu 溶け方を忘れた雪たち shi wa su やがて春も散るだろう shi ru chi ru散るものあふれこぼれるもの集めて歩く a ru ku 何もかもを拾い集めるように歩く a tsu me ru 裸一貫から叩き上げる a ge ru 死ぬまでずっと a ra yu ru …

〔砂丘を北へ〕

砂丘を北へあるいていった 右手のなかの 愛したもの ひとつずつ、ひとつずつ こぼしながら 風にさらわれていく みんな、みんな 夜がくるまでは あるき続けるんだ 砂丘の風紋が とてもきれいだから 夜になったら つめたい砂のしたで 眠るように凍えて こと切…

海底で物語を書きたい

海底で物語を書きたい。 書いた端から潮にほどけ読めなくなるように 海の底で言葉を書きたい。 朗読しようと口を開くその瞬間、 海水を飲んで溺れ死ぬひとの 失われる文字の羅列になるように 海の底で物語をを書きたい。 言葉なんて、永らえなくてよい。 * 2…

画塾にて

画塾にて白いチョークで白い画用紙にデッサンの練習をする 赤い林檎とつるの形に折られた青い折り紙 黄色いばけつ すべて違う陰影を持つので注意深く白く白く重ねてゆく 「見えますか」 「だいぶ良いかな、林檎はもっとこう、白く」 「はい、先生」 *2014010…

霜月の公園(写真ver.)

「霜月の公園」 公園は曇った木曜日 桃色遊具や水色ブランコ そして多角的すべりだい 多角的すべりだい ことりが一斉に飛び上がって わたしは静かにおどろいた

かれは

かれは 祝福とおめでとうの違いが三文字分でも分からなくて 葉の色が変わる季節 落ち葉を靴の下に踏む 森林のなかの一樹になりたかったですか? 山のなかに立っていたかったですか? 名前を知らない形の葉が濁った赤に変化する 乾燥した空気で地面に落ちてぱ…

霜月の公園

霜月の公園 公園は曇った木曜日 桃色遊具や水色ブランコ そして多角的すべりだい 静かに素早くシャッタを切る 閉じ込める四角いフレームに公園は曇った木曜日 ことりが一斉に飛び上がって わたしは静かにおどろいた さっとカメラを向けても 鳥たちはもういな…

「都会の子ども」

「都会の子ども」道路の混雑は常のことなので不注意だった出会いがしらに誰かにぶつかってその男は手にしていたスポーツ新聞を取り落としざーっと活字が傾れこぼれ落ちてスクランブル交叉点じゅうに広がってしまい警官たちが整備にやってきた特に誰も気にし…

こちらではもうすぐ七夕がやってきて

ともちゃん9さいとspanさんのトリビュートヴァージョンも好きなのですが、 この不可思議/wonderboyくんとともちゃん9さいがふたりで読んでいる、 「銀河鉄道の夜」が好きです。 こちらではもうすぐ七夕がやってきて 天の川がまっさらな夜に星の橋を掛けます …

2014.03.13 / 熟れていく瞳が果実の歌を通過して

熟れていく瞳が果実の歌を通過して 白い皿ばかりみている 銀の匙があまりにも銀色であるので見いだせなくて 裏返す瞳を裏返しても見える風景は 銀色のまま 静かという概念にまた 嫋やかに熟れていく ふるる 震え その果て 食卓に規則的に並ぶ憂いには スープ…

【MV】観音クリエイション「幻視光 feat. ぬくみりゑ」

【MV】観音クリエイション「幻視光 feat. ぬくみりゑ」 私たちはただ一瞬だけ世界を照らしながら生まれ 反射されて両目を潰し涙を流して光ることをやめたこのひらひらと空気のなかを泳ぐ、華奢な妖精たちは!? と思ったら、小学生のバレリーナなのだそうです…

「韻律」

「韻律」 あなたの虹彩の中央に 私の目が溺れているあなたは私の目を覗き込み 韻ばかりを探し続けている 私の目の遠くに暗い天井がある 電灯は消して貰ったから 私は瞬かないように努めているため 乾燥してゆく目に涙が溜まり又痛みもするが あなたが探すそ…

【MV】エレクトロピカ

【MV】エレクトロピカ/ぬくみりゑ feat. ともちゃん9さい と span スポークンワーズ・マガジン「どんと、こい!」Vol.12013年7月7日創刊! http://bbqfamily.wordpress.com/ともちゃん9さいが詩人のかっこいい映像をつくる連載「妖精の夢魔法」第一回目ゲ…

『流星群』 - 観音クリエイション/ぬくみりゑ

流星群 The light Resonates from the Death of A Star 流星群 The Light Resonates from the Death of A Star ... 涙が溢れそうなぬくみりゑさんの鈴のような声、そして詩。 観音クリエイションさんの音楽。 ロサンゼルスのダンサーの方がそれに合わせて踊…

桃の夢アフター

遠く離れたそんなことでは、あなたは本当はかなしくないのでしょう それしきで 泣いたり、あなたはしない 泣きました、っ書いてみせて、どうでしたか? 私は卑怯だなと思った、下心は好きじゃない 汚く振舞われる方がましです あなたの後ろにあなたが立って…



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