「旬」
4つの青春の光がある
彼等が木陰で隠した言葉
四人はふたりという形を知らなかったから、森の奥で四人で横たわった、それは女性? それとも男性?
青年青女
秘密の飴玉を嘗めるように舌先で触れ合う、それは空
舌の動きと感覚だけで肉体が分かるとき、虚ろに彷徨うその目は何を求めているのか、ただ涙が
キス! それは君だから。キス! それが君だから。
キス味、キミ味、それでも四人共に繋がり合うことは出来なくて、ナミダ、ナミダ、ナミダ、ナミダ、味、敏感な、肌、感覚、カン、カク、キミ、ノ、唾液、ナミダ! 感覚! 痛覚! 震え、る、
舌、そして震え、躯は、
個体の孤独をなんとか逸らそうとして、もう碧空が汚れ、
4つの青春の光がある。
おのおのみな若く、番うということを知らずに抱き合うことを希う。
【第115回フリーワンライ】本日のお題
— フリーワンライ企画@次10/29 (@freedom_1write) 2016年10月22日
4つの青
隠した言葉
その目は何を求めているのか
秘密の飴玉
キス味、キミ味、ナミダ味
この中から一つ以上選んで執筆してください!22:30より開始いたします #深夜の真剣文字書き60分一本勝負