すべてが遠くて 速くて速くて
人混みのなか 邪険に追い越されてゆく
部屋のドアを開くと
大切にしていたものたちが皆
言葉を失っていることに気付き
飴玉の代わりに鉛を舐めて 瞼を閉じる
すべてがやってきては去ってゆく
置いていかないでと願ったあの日も忘却へさようなら
積み上げるのだ 叩き上げるのだ
環状路線は感情露線
障害ノイズをラヂヲの情報でクリア
またもやチューリップに出逢いました
うつくしさだけでは足りないのだ
かなしいものを
かなしいものを
かなしいものを
私はきっと泣く
それでも息はするから
息はするから