Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

第169回芥川龍之介賞候補作

石田夏穂「我が手の太陽」(群像5月号)
市川沙央「ハンチバック」(文學界5月号)
児玉雨子「##NAME##」(文藝夏季号)
千葉雅也「エレクトリック」(新潮2月号)
乗代雄介「それは誠」(文學界6月号)

 


  正直なところ、芥川賞直木賞、1年に2回も審査しなくて良くないですか? 増え過ぎですよって思っています。それから、どの文学賞もそうですが、「受賞作該当なし」をもっと連発して、格式ばっていって欲しいな(私は何を求めているのだろう?)
 どいつもこいつも芥川賞作家という看板に触れたことがある(〜〜回候補、と著者略歴に書いてあること含め)だとつまんないですよね。

 Cさんは真面目に粛々と候補作全作読んでいるところです。でも正直、芥川賞候補って文芸においては初心者ではないですか、私もっと過去のおおきな存在の方が読みたい……。自分も小説を書いておいてこんな発言するのもなんですが、作家は増えすぎだと思う。少なくともデビューするひとは多すぎる。たぶん消えるひとも多い。明治〜現在までの本だって大量に待っていてくれるこの世の中で。海外文学もあるし。
 というわけで私は読んでいませんが(私にだって他に読むべき本があるのだ)、乗代さんと千葉さんは、もう引っ込んでもEんじゃないでしょうか、などと考えています。


       
        



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