Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

tanka

うたの日投稿『始』

数学者終はりのはじまりその前のひとつの無限に鉛筆を折る 泉遊体 ♡3 ♪7 題『始』 うたの日2016年10月25日

裏庭の紅き天窓短歌

短歌マチュピチュ

マチュピチュを上手く発音出来た日はご褒美マチュピチュ花火を上げる 終電に乗って消え去る人たちはみんなマチュピチュ星人である始発まで仕方ないねと立ち寄ってコンヴィニエンスストア・マチュピチュマチュピチュのマが示すのは魔法のマ、ピチュが示すのは…

#短歌版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負

第39回 #短歌版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負 はきょうの22時からです。ひかげ ときみは駆け出すどうか皆どうか長生きをしてください/雪舟えま「愛に友だちはいない」『たんぽるぽる』 #tanka— 短歌版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負 (@midnight_tanka) S…

うたの日投稿 『アパート』

妹はアパートごつこで食器棚おさらやスプンの引越しをする 泉遊体 ♡0♪4 題『アパート』 うたの日2016年9月8日

うたの日投稿 『フォーク』

茹で過ぎの豆をフォークで突き刺してきみのはなしもあらかた終はり 泉遊体 ♡1 ♪7 第『フォーク』 うたの日9月6日♪を多く頂きました。この日は自分の選評は入れていません。

うたの日投稿 『充電』

翌日へ入道雲を放つ機械 充電が切れ始めた頃です 泉遊体 ♡1♪3 題「充電」 うたの日8月30日

うたの日投稿 『螢』

祖母は云ふ、「冬の螢は死ねないままの魂だ」さう教はつた 泉遊体 ♡2♪3 題『螢』 うたの日2016年8月28日 1点は自分も選評に投票したので入っています。この日は外食をしていたら突然締め切り時刻が近いことに気付いて、時間的に残っていた題が『螢』『初恋…

うたの日投稿 『泳』

あの夜は水平線が消えたからずっとずっときみは進んだんだ 泉遊体 ♡1♪5 題『泳』 うたの日2016年8月27日 投票時間は、眠ってしまっていました。 投票すると♡がひとつ増えるので、ちょっと損したような感じがしてしまいますね……。 逆に云うと投票に入れなか…

うたの日投稿 『ストレート』

まっすぐにただまっすぐにまっすぐにまっすぐに円を描くひと 泉遊体 ♡2♪3 題『ストレート』 うたの日2016年8月21日

うたの日投稿『気球』

脱出用組み立て気球キツトならあをぞら広場に飛んでゐましたよ 泉遊体 ♡2♪4 題『気球』 うたの日2016年8月18日 (改作)

うたの日投稿『ペットボトル』

夏休みペットボトルのなかにゐて私あなたを清涼したい 泉遊体 ♡3♪4 題『ペットボトル』 うたの日2016年08月17日

うたの日『自由詠』

夏の日をブルーグラスに湛ヘりて鏡のやうに我が身は溺る 泉遊体 題『自由詠』 うたの日8月11日

短歌版深夜お絵描き60分一本勝負

#短歌版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負 #tanka 夕映の遥かなる中つねに添ふ横顔にして無名の人よ/照屋眞理子 ・23時描き始め ・絵のなかに自分の名前かIDを記入 ・短歌の引用時はその作者名も併記する https://t.co/Edu6s2nloW— 短歌版深夜の真剣お絵描き6…

「夏至の姉妹」

どうして、こんなにすぐに夏は過ぎるの。 妹が隣で呟く。妹が夏を愛しているのは、夏休みがある、というような理由ではない。私たちはれっきとしたおとなで、その証拠にふたりで階段の隅っこで、ハイボールをのんでいる。階段は板張りで、ここが蒸す季節は、…

「夏休み」

夏が来なかった。 夏が来ないまま雨が降り続き秋になるのではないか、ということだった。 だれもかれもストレスを抱え雨の降り続ける空を、もしくは地面を見た。 僕は一日中、図書館にいた。毎日、図書館で冷房に当たっていた。 夏は来なくても、どこもかし…

「爪を噛む」

爪を磨く。鑢で形を整え、色を塗りフレンチネイルにトップコートを重ね、私の爪は歪んだ宝石になる。 爪が嫌いだ。薄く入り込む汚れ。男を抱くとき何処かで私の爪が男の肌を傷めないか気に掛けねばならないその邪魔臭さ。すべては爪の所為だ。 男の恋人は綺…

「雨期の晴れ間」

一週間くらい雨の日が続いた、ような気がする。雨が降ると、どうしてか人と会う機会が減る。減るというか、ほとんど人と会わなくなる。それは僕のせいではないし、別に誰のせいでもなくて多分。多分、カラクリ。そんなカラクリの中で生きている、ちっぽけだ…

胡亂な旅

不安なり胡亂な鞄で歩く旅、色鉛筆が入つてをらず (足柄SA 宿泊中) 明日は詩の合評会にゆきます、と云ったのですが、どうにもひとに会うのが恐ろしく、又、咳が酷い音を立てるので思案中。 第7回詩について・対話篇 ひとに会いたいけれど本当に恐ろしく、…

だれにもひみつ

さらさらのグラスビーズに指先をひたす悦楽だれにもひみつ トランクと月夜に光るアラビアナイフ She's leaving home alone. 幸薄き爪切りばさみのなれの果て朝日に尽きた薄羽蜉蝣 頚すじをひやりひやりと這い上がる青いとかげは私のひみつ 近頃はは変温動物…

ポカリスエット

二十九の日曜の朝 運動会みたいに薄いポカリスエット

短歌「latex」

開封はされていますが新品です大丈夫です大丈夫です 爪を嚼む爪引き千切る爪を折る爪切りの無い國に居ました絶對伏特加一壜空けるのに三日費やした襃めて下さい翌朝に奧齒の裏が痛くなり食べてごめんねってさくらんぼまだ青いトマトを強く握らせてきみをサラ…

短歌研究10月号

短歌研究 2011年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 短歌研究社発売日: 2011/09/21メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 馬場めぐみ氏の受賞後第一作を読むために。泣いてしまった。本屋で目を通した時点でもう涙ぐんでいたので、周…

短歌研究9月号

^ 第54回短歌研究新人賞を受賞された馬場めぐみ氏に、「まだ『短歌研究』買えなくて。ごめんね」と云ったら送ってきて下さいました。感謝、感謝、感謝……。短歌の世界をまったく知らない自分の浅さをよくよく思い至りました。 馬場めぐみ氏の歌は「をとめとか…



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