Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

film*4

 

ユメノ銀河 [DVD]

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ヴィオレッタ [DVD]

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 作業をしていたら4本流してしまった夜。
 twitterなどでログを録っているので知れると思うのですが、何故自分が『ユメノ銀河』を常備薬の如く観ているかというと、USBフラッシュメモリに入っているデータが、DVDプレイヤに挿さっているので、ひとつの映画が終わると自動的に始まるのです。というか実際の理由は単に大好きだからですが。小倉拓也氏に「『ユメノ銀河』好きだよね。もうひとり『ユメノ銀河』が好きなひとを知っているけど、そのひとも女性で、」と話されたのですが、もしかしてこの映画は中毒性があるのではないでしょうか。興味があったら試してみてください。中毒になったひとは気が向いたら教えてください。

 
【劇場予告】 ユメノ銀河

 『ヴィオレッタ』は、白昼社『文藝誌オートカクテル2015耽美』に付属している、赤木杏著「耽美映画の標本」で素晴らしいコラムが紹介されています。

 
『ヴィオレッタ』予告編

 

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

文藝誌オートカクテル2015 耽美 (白昼社文藝誌オートカクテル)

  • 作者: 伊藤なむあひ,にゃんしー,赤木杏,ひのはらみめい(そにっくなーす),山本清風,牟礼鯨,霜月ミツカ,恣意セシル,ちょまっこりーな,馬場めぐみ,水銀,eb,泉由良,なかの真実
  • 出版社/メーカー: 白昼社
  • 発売日: 2015/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
火は綺麗

火は綺麗


    

はてな題詠「短歌の目」2017年 3月

はてなブログ題詠「短歌の目」3月分です。

tankanome.hateblo.jp




題詠5首

1)草
仮の名を早苗と名付けた晩冬が今は「草子」と名乗ってわらう

2)あま
「終わりだけゆめみてた」四年前の日々「あまい」を歌った四月ばかりの

3)ぼたん
葉ぼたんをキャベツのサラダに飾るなら花のぼたんはディナーのメイン

4)鳥
鳥の眼が飛び去ったあとの冬の日はいつしかパンを蒔かなくなった

5)雷
開かない部屋の氷雨の子供たち春の接ぎ目に落ちた雷

*1

テーマ詠「捨」

掃除好きの親が云うには捨離捨離と小気味の良い音がするのだと

仮令ばね捨子だったら幸せが淋しくなかった微塵のひかり

水の音が遠く遠くにささやけく砂を捨てずに季節を過ごす

この日々はもう欲くない鍵を開けたままで出る掃除機は捨てる

木曜日ものを捨てることは怖い燐寸を出してロープを吊るす










2月に参加した記事はこちら。

vodka.hateblo.jp



   

*1:「あまい」大森靖子

if もしも

福島と福岡を間違える友が高校時代には二人いた
(馬場めぐみ「if」より(短歌研究2017年3月号)

 if ......だったら、「福島と福岡を間違える」友人が今も二人もいたんだろう、という、

 

短歌研究 2017年 03 月号 [雑誌]

短歌研究 2017年 03 月号 [雑誌]

 まだあまり読めていません。
 女性歌人特集の前提にあまりにも「命短し恋せよ乙女」振りが塗られていて、所々際立たない歌はその概念のまま止まっている気がしたりしていますが、しかしまだあまり読んでいません。

 このブログ上の「if もしも」が何を指すか分かるひとはそういうタイプの映画ファン。

 

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]


  #

 話はぐちゃぐちゃなのですが、死ぬような出来事があると今は余生か、もうあの世なのか、と感じてしまう質の人間がいて、震災はその人数を少し増やしたのではないかと思ったりします。

   
 
   

   

並行世界

三月十一日姪二歳

 

ひとが死に知るつど吾も死なねばと思ふ私がまた生きてゐる

無償の愛は血にも知らぬが吾死ねば祖母を亡くしてしまふ気はする

蘇生した弟よきみは兎に角もいつも希みの方角へゆけ

姪は今日二才になつて我迷ふ、記憶されないうちに消えねば

やはり又他人の自死を遠く知り吾も死なねばならぬと思ふ

 

他人の死吾の人生選ばれた使命などとはとても云へない

呪ひ怒り恨みより祈りなのだらう私の腹に煮える湯の悪

黙祷といふより二歳児が初めて食べたチョコレイトそれが希望

 

だいじょうぶ繋がると伝へ続けた日五時過ぎにやっと怯えられた

福島に再建に行く弟に乳児の甥の健康を問ふ

電気が水が停まらなかつた福島にゐなかつただけで懺悔するひと

 

その土地に居なかつたのだ、あの日から若き表現者の詠む余生

 

ひとは何処かでなんかで死ぬし自死もする吾も死なねばとはまた思ひ

姪と甥が喪服で伯母の葬式の控へ室にて退屈をする

夢想より想像と云ふより予想適はぬ迷ふ生きる不可ない

生きたかつたひとと生きたことを伝へるひとと薬を致死量図る吾の

 

人形を貰ひ真白いほっぺたにべたべたチョコを付けた二才児


 
その土地に居なかつたのだ、あの日から若き表現者の詠む余生

 
午前には災害訓練鳴り響き同時にごみ収集車も鳴つてゐた
 
淡々と揺らがなかつた今日の日に歌を詠むのは唯自己嫌悪
 
大切を理解したいと思ふ日

 

https://www.instagram.com/p/BRfTvoiFKE3/
20170311

『短歌研究3月号』

 

短歌研究 2017年 03 月号 [雑誌]

短歌研究 2017年 03 月号 [雑誌]


 馬場めぐみちゃんが掲載されていると知り購入。
 私は以前同人短歌誌をお気軽に作り、彼女にゲストになって貰った際、その端正さに己の至らなさを思い知り、暫く歌を作らない期間がありました。強く影響を受けた、というやつです。



    



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