Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

今更の「土用の丑の日」読書

「う」の付く読書。
 

うたかた/サンクチュアリ (新潮文庫)

うたかた/サンクチュアリ (新潮文庫)

うたかたの日々 (ハヤカワepi文庫)

うたかたの日々 (ハヤカワepi文庫)

うたかたエマノン (徳間文庫)

うたかたエマノン (徳間文庫)

『うたかた・サンクチュアリ』は吉本ばなな関連でもかなり好きな部類だし、『うたかたの日々』は『日々の泡』という別名でレジェンド過ぎる。
 結局私の「土用の丑」は「うたかた」でした。


 

日々の泡 (新潮文庫)

日々の泡 (新潮文庫)


   

対話篇

X「平成最後の夏ってみんなが騒ぐね」
Y「一部のひとが云うね。なんか良いことあるの?」
X「あれ、蝉っぽくない? なんか」
Y「蝉?」
X「騒いでるきみたちは今まで30年間土のなかにいたのかよ、っていうか」
Y「あはははは。だから今賑やかなのか。蝉ねーそうだねー」
X「でも4月から夏だから来年も平成の夏がある可能性はある」
Y「旧暦め」
X「まあ、みんな蝉だから分かんないよ」
Y「蝉には分からないだろうねー」


 




 

『押絵と旅する男』

 

江戸川乱歩名作選 (新潮文庫)

江戸川乱歩名作選 (新潮文庫)


押絵と旅する男』は #ブンゴウメール サーヴィスで今月毎日江戸川乱歩名義で送られてくるもの。30日でこの量が読めるように計算されて送られてくるなら、とまた青空文庫で先に読了した。
 2018年の私にとってはこれを読めば、『魍魎の匣』を想起せずには居られない。そうではないだろうか?
 

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

 私は『魍魎の匣』は講談社ノベルスで読んだ世代。京極堂シリーズのなかでもかなり上位で好きだから、肩入れしてしまう。

 ところで、「春画と旅する〜」「肖像と旅する〜」「挿絵と旅する〜」「絵画と旅する〜」というような言葉を思い浮かべると、「押絵と旅する〜」という描写に較べてなんてつまらなく感じてしまうのだろう。しかし(繰り返しこの話になる)『魍魎の匣』の旅する男は、この本に適うのではないだろうか。

 

 ほぅ。

     

『人間椅子』

#ブンゴウメール8月。夕刻には毎日『人間椅子』が一節送られてくる。ので、先に青空文庫で読んでしまう。
 タイトル通りの小説だが、そう云えば「作家の元に」(それは著者をモデルにした人物だったり、ただ作家である主人公だったり)の元に素人から原稿が送られてきて、更には億劫だと思ったり、または何故か手に取ってしまったりとしてその原稿を読んでしまい、
 つまりその原稿が小説の内容であり、作家の日常に戻って世界が終わる、という短篇は或る時代に多いな、と思った。今ふと思い出したのは『トカトントン』です。

 

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)


  #ブンゴウメール 8月は『押絵と旅する男』が朝、『人間椅子』が夕刻に一節送られてくる。メール差出人が「江戸川乱歩」とされていたり、凝っている。(先月は芥川龍之介からメールが届き続けた)
 bungomail.notsobad.jp
 ここのところは、何月はこの作品だな、と知ると先ずは青空文庫で読み終えてしまうことになっているけれど、魅力的なサーヴィス。


   



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