オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case
犀川創平の登場はこれで最後です、と違う書籍について宣言されているのを読んでから幾年月。
本作は、どんな、SAIKAWA Soheiなんでしょうね。
というか森先生、サーヴィスモードかしら。
単行本とノベルスと電子書籍が一度に発売されるっていうのは、デヴュー当時の森先生がおっしゃっていた「単行本と文庫本が同時に発売さえれれば良い」という意見の実現だなあとも思いました。それから、単行本の値段に慄く世間の声(どこ?)を聞きましたが、『アイソパラメトリック』を買い、『四季』(単行本)を買ってきた僕に怖いものなんてありません。財布がつらくなったら食事を抜いて読めば良いのです。こういうマインドだけは学生時代のままで、保っておきたいですね。年齢重ねたら無理は出来ないっていう説もあるけれど。(勿論家人の食事は抜きません、当たり前つこは知っている)
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私が自作の小説で、-erのつく単語を片仮名表記するときに伸ばすことを減らしていることを受けて、批評文と称して「森博嗣の影響を濃く受けた書き手(笑)」みたいに云われるんですけど、私はすべF以前から、コンピュータはコンピュータで、エレヴェータは、エレヴェータなので、お門違い。なんだよね。とエンジニアの彼氏に零したら、「そりゃ物理やってるんだからこれが当たり前だよね」っていう愚痴の話でした。
そろそろ、森博嗣文体ですねっていう定型ディス止めない? みたいな。
僕は森博嗣作品を読むよりずっと以前から、物理と数学が好きです。ついでに云うと表記揺れは媒体ごとになんちゃらかんちゃら(以下、京極夏彦さんの下記リンクへ)
京極夏彦氏はここまで「読みやすさ」を追求していた 版面の細かい制御のため、InDesignで小説を執筆(1/6) | JBpress (ジェイビープレス)
京極さんってinDesignで執筆されているんですね。