Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

森博嗣『χの悲劇』

χの悲劇 (講談社ノベルス)

χの悲劇 (講談社ノベルス)

χの悲劇

χの悲劇

 森博嗣先生への(自分の拘りのなかの)謎のリスペクトで、森先生の電子書籍はiTunesStoreから買います。

もう冒険は、終わったのだろうか?
まだ自分にも残された可能性が、あるだろうか?

 《冒険》……「研究」「理論」や「VR」でもなく、「冒険」。たぶん、冒険はまだ始まったところだ。胸が躍る、というには、私は既に年齢に見合わず若干鬱屈してしまった。それでも。これからも冒険にゆけるのだ、と思う。

 ちなみに、連休明けに講談社ノベルスの発売日は何故か被るので、twitterのTLで「ナイの悲劇」「買えナイの悲劇」「お店にナイの悲劇」と「カイの悲劇」に掛けて嘆く声が散見され、iTunesStoreの電子書籍は発売日よりずっと遅くに発行されるので歯痒い。歯痒かったくせに、購入してからは意識してゆっくりと読んだ。ふと拠り所として、読書する場所として、そっと置いておけば、安心だから。



 ところで、式を計算してxの値を出すときに、「解は〜〜」と書き、それはχと同じ発音なのは何故だろう、なんていう瑣末なことを考えたりする。とてもどうでも良いこと。とても瑣末なこと。とても無価値なこと。でも何故なのだろう、と考えたりすること。



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