- 作者: 館山緑
- 出版社/メーカー: granat
- 発売日: 2014/10/16
- メディア: Kindle版
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noteの俳句部題詠に初めて参加しました。夏の季語です。
水面にヨット浮べし午后の風呂
少年が折つたヨットの色の良い
香水と雨滴が交じりすれちがふ
窓辺にはさかなの透ける香水壜
香水壜振れば外では鳩が飛ぶ
寝室の香水壜で今日に封
空を上ぐ「恋人は南風」と歌ふ
南風足もとがゆるくたなびく
(20180531 水曜)
未熟者ながら部員に支えられています。
fy-yi.tumblr.com
犬(webで犬と名乗っているので、犬と呼ぶしかない)という人物が作詞作曲をして、期間限定のバンドを組んで録音して解散しました、という話があって、そして白昼社(っていうのは私がやっている出版社です)の通信販売で今日から買えるようになりました。ジャンルはオルタナ。オルタナ好きですか?
私より色んな方のちからが入っているので制作も通信販売も緊張していますが、販売メールフォームが今日の正午に無事開いて、これから100枚だけ限定販売で通販で売るので、胸を撫で下ろすのは100枚めまで迎えて貰ったあとです。緊張します……。
何を云ってるや判りませんが(こういう販売の詳細ははこっちのブログに後日書くんですよ)犬はわりと良いヤツですし、このCDを作る過程についてなどのblog記事を読んだら、バンドのメンバのひとたち、とても作詞作曲ヴォーカルギター的な犬に親切ですげー過ぎる、と思うので、blogかyoutubeくらいは気が向いたらクリックしてください、と個人的にお願いします。購入も勿論お待ちしています。no.1から100までシリアルナンバを犬の手書きで(犬が手書き?)振って貰ったので、no.100まで無事届けられますように。
犬。
blog記事。この他にも仕様説明などの記事もあります。
inuiset.hatenablog.com
通販webサイト。
イラストを担当してくださったのはさいあくななちゃんです。遅ればせながら太郎賞おめでとうございます。
さいあくななちゃんの個展を鑑賞したときの当ブログ。
「夢という字がどんどんダサくなるとき」 - Komma usw.
犬は大森靖子さんが好きで、
「『犬が買い物を待っている』って大森さんが歌ったから、犬って名乗ってるの?」
と訊いたら、
「『それは愛とは別のはなし』だよ」
と云われました。
両方、「ラーメンの話」という曲の歌詞なのですが、なんだよ巧いこと返事しやがってこんにゃろーと思いました。私の知る限りでは、戌年ではないです。
犬さんにおかれましては、先日引っ越してちょくちょく逢えない距離になってしまったし、CDも売りたいし、元気でいてください。
CDには入っていませんが、この練習風景の曲なんかも好きです。いや、私は一生でこの曲1曲書けたらそれでいいよと思うくらい好きなんですけど。たぶん犬本人も良い曲過ぎてアルバムに入れるほど作り込む余裕がなかったんじゃないかと勝手に決めています。勝手で。
カコトピア。
時評とW鑑賞から読むことにしています。
短歌(KADOKAWA)の時評で初谷むい氏の歌集のことについて触れられていたので、ちょっと読みたくなりました。買うのはいつになるかわかりませんが。
同じ時評で、書肆侃々房から発行されている、新鋭短歌シリーズと現代歌人シリーズについて触れられていて、ちょっと闇を感じました。少なくとも新鋭短歌シリーズの応募要項を好奇心で読んだとき、応募したいつもりでもなかったのに、その自費出版的な要望の大きさに深い溜息をついたことはつらかったです(応募しなくても自費出版を覗くのは嫌いなのです)現代歌人シリーズの方は何も知らないので、特に思うということも無いのですが、手元にあるのは『忘却のための試論』はよかったです。
忘却のための試論 Un essai pour l'oubli (現代歌人シリーズ9)
時評では、若くして短歌賞を受賞した歌人の第一歌集を発行するべき時期を適切に見はからうことについて、というような趣旨で書肆侃々房のふたつのシリーズについて述べられていたのですが、私は新鋭短歌シリーズと現代歌人シリーズのあいだにどういう溝が有るのか考えると深淵を見るようで覗きたくないです。新鋭短歌シリーズでは、雪舟えま氏の歌集と大森静佳氏の歌集が出ましたね。『たんぽるぽる』を手元に置いてまだ読んでいないので、そのあとで。むろん、どのひとが第一歌集を出すのが時期尚早だろうというような話題には関連しません。『水中翼船炎上中』が出たのに『カミーユ』を読んでいるtweetばかり目にする、と、微妙に憤慨するような若い(たぶん)ひとのtweetを見ましたがどっちの可能性にもぴんときませんでした。
はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで (現代歌人シリーズ20)
『手紙魔まみ』は持っていますが、穂村弘さんはそんなには読まないです。
まみも良いけど……たんぽるぽるとかはーはー姫の方が良いのでは……。
ごちゃごちゃ書きました。
◯
KADOKAWAは「今こそ厨歌」という特集なので、のんびり読もうと思います。
全くどうでも良い話、厨歌の横に「家事と短歌」と書かれていましたが、厨歌なんていう単語は知らなくて、こういうときに識者は「寡聞にして私は存ぜぬが」みたいな表現をしますが、文字面通りに受け止めてみると、寡聞も何も私の身の回りから私の懐にそんな単語が入ってくる可能性が少なくともちょーっとはあったけれど寡聞だったんですよね、みたいな云い方に感じてしまって、そんな発言出来ないよなあって思います。単語に対する歪んだ偏見なんですが、寡聞と書くとそういう単語がやってくる場合も1%くらいはあるんだけど私が寡聞でして、という謎の展開を覚えます。たぶん正しい日本語としては、この見解は嘘です。
新鋭14首同時W鑑賞+1の「+1」鑑賞者が友人の馬場めぐみ氏だったので真っ先に読みました。また彼女の短歌を読んだり、朗読を聴きたいなと思うばかりです。