- 出版社/メーカー: 角川文化振興財団
- 発売日: 2018/05/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
時評とW鑑賞から読むことにしています。
短歌(KADOKAWA)の時評で初谷むい氏の歌集のことについて触れられていたので、ちょっと読みたくなりました。買うのはいつになるかわかりませんが。
- 作者: 初谷むい
- 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
- 発売日: 2018/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
同じ時評で、書肆侃々房から発行されている、新鋭短歌シリーズと現代歌人シリーズについて触れられていて、ちょっと闇を感じました。少なくとも新鋭短歌シリーズの応募要項を好奇心で読んだとき、応募したいつもりでもなかったのに、その自費出版的な要望の大きさに深い溜息をついたことはつらかったです(応募しなくても自費出版を覗くのは嫌いなのです)現代歌人シリーズの方は何も知らないので、特に思うということも無いのですが、手元にあるのは『忘却のための試論』はよかったです。
忘却のための試論 Un essai pour l'oubli (現代歌人シリーズ9)
- 作者: 吉田隼人
- 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
時評では、若くして短歌賞を受賞した歌人の第一歌集を発行するべき時期を適切に見はからうことについて、というような趣旨で書肆侃々房のふたつのシリーズについて述べられていたのですが、私は新鋭短歌シリーズと現代歌人シリーズのあいだにどういう溝が有るのか考えると深淵を見るようで覗きたくないです。新鋭短歌シリーズでは、雪舟えま氏の歌集と大森静佳氏の歌集が出ましたね。『たんぽるぽる』を手元に置いてまだ読んでいないので、そのあとで。むろん、どのひとが第一歌集を出すのが時期尚早だろうというような話題には関連しません。『水中翼船炎上中』が出たのに『カミーユ』を読んでいるtweetばかり目にする、と、微妙に憤慨するような若い(たぶん)ひとのtweetを見ましたがどっちの可能性にもぴんときませんでした。
はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで (現代歌人シリーズ20)
- 作者: 雪舟えま
- 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
- 発売日: 2018/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 雪舟えま
- 出版社/メーカー: 短歌研究社
- 発売日: 2011/04/01
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 作者: 大森静佳
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 大森静佳
- 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
『手紙魔まみ』は持っていますが、穂村弘さんはそんなには読まないです。
- 作者: 穂村弘,タカノ綾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/02/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: 睦月都,穂村弘,花(少女幻想共同体),石原ユキオ,佐伯紺,ながや宏高,藤本玲未,和里田幸男,三上春海,文月悠光,井上法子,笠木拓,吉田恭大,久真八志,山田航,山中千瀬,平田有,似子
- 出版社/メーカー: 密林社
- 発売日: 2014/06/14
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
- この商品を含むブログを見る
まみも良いけど……たんぽるぽるとかはーはー姫の方が良いのでは……。
ごちゃごちゃ書きました。
◯
KADOKAWAは「今こそ厨歌」という特集なので、のんびり読もうと思います。
全くどうでも良い話、厨歌の横に「家事と短歌」と書かれていましたが、厨歌なんていう単語は知らなくて、こういうときに識者は「寡聞にして私は存ぜぬが」みたいな表現をしますが、文字面通りに受け止めてみると、寡聞も何も私の身の回りから私の懐にそんな単語が入ってくる可能性が少なくともちょーっとはあったけれど寡聞だったんですよね、みたいな云い方に感じてしまって、そんな発言出来ないよなあって思います。単語に対する歪んだ偏見なんですが、寡聞と書くとそういう単語がやってくる場合も1%くらいはあるんだけど私が寡聞でして、という謎の展開を覚えます。たぶん正しい日本語としては、この見解は嘘です。
新鋭14首同時W鑑賞+1の「+1」鑑賞者が友人の馬場めぐみ氏だったので真っ先に読みました。また彼女の短歌を読んだり、朗読を聴きたいなと思うばかりです。