ブロック塀に座って焼酎をのんでお菓子を食べました。ライトアップするわけでもなく、この一角に電柱と桜が2本立っている、そしてブロック塀がある、という良いロケーションの夜桜見物でした。
ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity? (講談社タイガ)
青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)
血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null? (講談社タイガ)
1日に3連しました。大満足。
躁鬱病の主人公女性と、真っ当とは云い難い男性友だちたち(元同級生の議員候補、痴漢、鬱の親戚……)酷くひずんでいるかも知れないのに主人公のドライな語り口は何もかも当たり前のようにこなしてゆく。哀しみも痛みもそれが当たり前に受けるべきものであるかのように。そして「イッツ・オンリー・トーク(ただそれだけの話)だよ」と締め括る。本当はそれらすべてを大切にしているくせに。いや、大切にしているからこそ、なのか。
尾道の三軒家アパートのギャラリィで催されている、歌人壬生キヨム×画家radicalOtaの展示を観にゆきました。キヨムさんと現地で落ち合って昼食を摂り、一緒にギャラリィへ。
キヨムさんの短歌は、とっても可愛いものを描きながら、可愛いねでもまた悲しくなる存在だよね、いつか死ぬよね、地球ぜんぶみんないつか死ぬよね、と云っているみたいで、可愛くて冷たいところが優しくて、それが好きです。
名刺をいただいたらランダムに短歌が書かれていました。
さみしさは血にとってなぜなつかしいのでしょう異物というには広い
さみしさは血にとってなぜなつかしいのでしょう。
階下の中古レコード店で、にゃんしーさんがホワイトアルバムのLPを買いました。
尾道に来たということで、「帆雨亭」と「梟の館」をはしごして帰りました。尾道イーハトーブと書かれた、山道のなかに屋外音楽室のようなところがあって足踏みオルガンを弾いてみました。どきどきしました。
桜満開は間も無く。