はてなブログ題詠「短歌の目」に参加させて頂くことにしました。
(数日前の記事の下書きとあまり変わりませんが……)
題詠5首
1)本
僕だけが僕へと書いた僕の本、一枚一枚煙草燻らす
2)手袋
手袋を片方落として振り向けば小鳩が飛んでゆくのが見えた
3)みぞれ
みぞれはね、やさしく果敢ないねと君が(だって瞬間、溶けてしまうわ)
4)きつね
冬の動物園にゆくと襟巻きの狐が見ているエリマキトカゲ
5)メリークリスマス
メリークリスマス! ひかりは唯ひとつ馬小屋のうえ星の導き
テーマ詠「酒」
五十度ののウォッカベースの透明は熱く焼くから漆黒みたい
絕對伏特加一瓶空けるのに三日もかけた、褒めて下さい
ソーダ割? お湯割? と訊かれると 薄まるじゃないか! 憤慨をする
そのへんの女の子たちは下らない サワーチューハイカルーアミルク