2020-06-20 夏に至る diary book 1年でいちばん綺麗な昼間と、1年でいちばん寂しくなる夜の日。 夏至。梅雨空でもなく、碧空に浮く海月のような雲が好かった。 今日から昼日は砕け始める。既に今からひかりが恋しい。あとは晩夏を、滲みる雨を舐めるようにミルク飴を嘗めるようにいとおしんで惜んで往くしかない。 夏至南風 (河出文庫)作者:長野まゆみ発売日: 2015/02/13メディア: Kindle版夏至祭 (長野まゆみEarly Works―少年万華鏡)作者:長野 まゆみ発売日: 1998/11/01メディア: 単行本