尼崎文学だらけがあるので、再掲しておきます。
彩村菊乃さんの『月光浴』を先日読みました。
表紙がキラキラ金色に光ってとっても綺麗なんです!素敵!
ひらのみやこさんの魅力的な画も収録された歌集です。
砂糖菓子降りつもるよにかなしみはあまくきよらにつのるのでしょう
例えば泣いているときに、「泣かないで」と云われるのは私はあまり好きではないこと。だってそんなことを云われたって、それで泣き止むことは殆ど出来ないから。この歌集は、月が泣いてもいいよ、涙、あまいね、と云ってくれるような心地がして、それが優しく好きだと思いました。悲しまないで、と云われるよりも、かなしいよね、と云われることの方が救われるときがあるということ。
彩村さんは「キスとレモネード」というサークルで活動していらっしゃいます。「きみの胸をずきずきさせたい」という、なんて素敵なフレーズ。
最近はTumblrにて随筆を書かれていて、楽しみにしています。
尼崎文学だらけ〜夏祭り〜に彩村菊乃さんも出店されます。