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twitterのハッシュタグ、#写文の続きです。 キリチヒロさんの写真にキャプションを付けさせて貰ったシリーズ2回目。 #写文 pic.twitter.com/6JdK5myXJy— きり chihiro kiri (@mist_chr) January 24, 2016 貴方に貰ったアメジストには、光を見られなかった人…
twitterでキリチヒロさんが#写文というハッシュタグで、アップされた写真にキャプションを付けても良いという形で投稿なさっていらっしゃいました。#絵文とか、流行みたいですね。あまり便乗しないだろうなあと思っていたのですが、きりさんの写真が素敵だっ…
「私、イビツなの、好きです。好きだと思います」 「だからきみの小説にはクロチネさんしかいないんでしょう」 「そうかも知れません。でもそれが何か欠陥であるか、私は解らないんです」 「歪ひずんでいて?」 「歪ゆがんでいて」 「好き?」 「どうして壊…
二十九の日曜の朝 運動会みたいに薄いポカリスエット
何もなにも何もなにも何もなにも無い世界。 世界という像も無いんだ、分かるかい? それが、エンデだ。 そしてミヒャエル。 私は理解しなければならない。
「プネウマティカ」 ──Pneumatica 幾度火を浴びてもわたしは燃えない。 どんな劫火であろうとわたしは燃えない。 大気中の酸素と結合に次ぐ結合を繰り返し、 わたしはいつまでもここにいる。 大気のなかに灰が舞い上がり羽撃いてやがては墜ちる。 わたしはい…
レモンの丘を駆け下りて 湖へいったんだ 手を伸ばした窓辺の その先にレモン 齧って 夕暮れ
あなたに音を作ってあげよう。
白いゆめ そろそろ帰らなくちゃと思いながら ふうちゃんとなっちゃんと 路をあるいている 公園があって 冬だから寒い 裸木がほそくてんてんと立っている しばらくすると 淡いピンクの あの儚い薄い花びらが見えて あ さくら 私たち三人はびっくりする そうだ…
私の分の魚まで食べていた 247 - ヴォトカ流れる河のほとりで この短いフレーズに、どうしてこんなに美しく感じるんだろう。 言葉の向こうに彼女が居るから? ではなく、フレーズだけで完璧だと思えるから……?
思い出すと哀しくなる友だちはいるけれど、 やっぱり嫌いになったとか、本当は嫌いだったとか、 そういうことになったことは今まで一度も無いと思う。 女子校だったから、特に女の子の友人。 この写真撮ってくれたきみにはこの世ではもう逢えないけど、 よく…
正しく生きることを正義とするひとに、正しい生き方をすることは正しいことではないと訴えたくて、けれど云えない。
侘びしさの淡くうすい青の波が瞼の裏で寄せているので 私は懐かしくてそこへ戻りたくて それは記憶には無いのにかなしいほどに 懐かしくてまた泣いてしまう 君の日々は誰の話なの あなたは誰の話なの それは誰の話なの 私は誰の話なの
タータンチェックが重なり合った スカートを穿いて 隠しているの 赤いギンガムのシャツは アイビーギャルの名残り 柄on柄で歩く下りひとり 肌色を嫌悪している 人間なのに タータンチェックの滲み合ったスカートを穿いて 隠しているの 滲み混ざる心
【第58回フリーワンライ】本日のお題 耳を塞ぐ 合わせ鏡の背中合わせ いつまでも、 これは恋じゃない錯覚だ 切実 この中から一つ以上選んで執筆してください!22:30より開始です! #深夜の真剣文字書き60分一本勝負— フリーワンライ企画@次回9/13 (@freedom_…
twitterの、第46回フリーワンライに参加しました。 お題は、 「夜明け」「あふれてこぼれた」「女郎花」「東雲色の空」「浮いている」 でした。取り敢えずtweetとスクリーンショット。 テキストはあとで貼るかもです。使ったお題:夜明け あふれてこぼれた …
あの子が笑うと、くにゃっという音がするような気がした。 実際には聞こえなくても。 笑顔がくにゃっとしていた。 それはあの子がちょっとよわいことを、示していた。 でも嫌いじゃなかった。 大事にしたかった、そう思っていた。 過去のことは過去に云わな…
中央路線は感情露線 shi ha tsu 溶け方を忘れた雪たち shi wa su やがて春も散るだろう shi ru chi ru散るものあふれこぼれるもの集めて歩く a ru ku 何もかもを拾い集めるように歩く a tsu me ru 裸一貫から叩き上げる a ge ru 死ぬまでずっと a ra yu ru …
時間が止まればいいのに。 誰にだって、そういう瞬間があるはずだ。 そしてそういう瞬間は、一生のうちに一度しか訪れないものだと思う。 忘れられないセックスだったり、受験の合格発表だったり、 子どもの出産だったり、皆既日食だったり、 友だちの死に目…
砂丘を北へあるいていった 右手のなかの 愛したもの ひとつずつ、ひとつずつ こぼしながら 風にさらわれていく みんな、みんな 夜がくるまでは あるき続けるんだ 砂丘の風紋が とてもきれいだから 夜になったら つめたい砂のしたで 眠るように凍えて こと切…
海底で物語を書きたい。 書いた端から潮にほどけ読めなくなるように 海の底で言葉を書きたい。 朗読しようと口を開くその瞬間、 海水を飲んで溺れ死ぬひとの 失われる文字の羅列になるように 海の底で物語をを書きたい。 言葉なんて、永らえなくてよい。 * 2…
画塾にて白いチョークで白い画用紙にデッサンの練習をする 赤い林檎とつるの形に折られた青い折り紙 黄色いばけつ すべて違う陰影を持つので注意深く白く白く重ねてゆく 「見えますか」 「だいぶ良いかな、林檎はもっとこう、白く」 「はい、先生」 *2014010…
開封はされていますが新品です大丈夫です大丈夫です 爪を嚼む爪引き千切る爪を折る爪切りの無い國に居ました絶對伏特加一壜空けるのに三日費やした襃めて下さい翌朝に奧齒の裏が痛くなり食べてごめんねってさくらんぼまだ青いトマトを強く握らせてきみをサラ…
私に否定をさせろ そして何処へもゆかない
ミルキーウェイ / 摩耗する / ほそく削ぎ落としてゆく / 始まり / 撃ち落とす宵の明星 / 流れ星の軌道を計算 / すぐに示唆 / 或は監査 / 壊しても交錯 / 大気圏だから トゥ イット トゥ イット ソー ゴナヘッド!/ 歩き出す椅子 / 挙動不審な映写機 / 繊細に…
物凄い懐かしさがこみ上げてきて 吐き気に似ている
blogを増やしたのでお知らせです。Ps et Qs Ps et Qs 2009年に、詩人小倉拓也(クロラ)さんをメインに迎えて、 Ps & Qsという企画をwebで展開しながら、秋にそれらで詩誌を作りました。2015年は、小説家&編集者である秋山真琴さんをお迎えして、 また書籍…
私の端末は遊んでいます / 私の端末は遊んでいます 私の端末は遊んでいます 遊んでいます / 私の端末は遊んでいます
牟礼鯨さんのBlogを読んで作った俳句
かれは 祝福とおめでとうの違いが三文字分でも分からなくて 葉の色が変わる季節 落ち葉を靴の下に踏む 森林のなかの一樹になりたかったですか? 山のなかに立っていたかったですか? 名前を知らない形の葉が濁った赤に変化する 乾燥した空気で地面に落ちてぱ…