Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

book

『暗い絵・顔の中の赤い月』『国語便覧』

暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)作者:野間宏講談社Amazon 終戦記念日の頃からずっと読んでいて、やっと終えました。終戦記念日のことを終戦記念日と呼んではいかんのか? 敗戦記念? それとも、玉音放送が流れた日と終戦は別? 知らないけど。 暗い…

『短い髪も長い髪も炎』

王木亡一朗『金字塔 the apex』

金字塔: the apex作者:王木亡一朗Amazon 表紙、強そうですね。 『金字塔 the apex』 当てつけ(I guess you might as well) あのころ(time goes by) レモン/グラス(Lemon/glass) 処女同盟(The Mutant) 37フラグメンツ(37 Fragments of a Chronolo…

『顔の中の赤い月』

戦闘を前にして、人間はただ自分の力で自分の生命を守り、自分で自分の苦しみを癒し、自分の手で自分の死を見とらなければならないということを彼は知ったのだった。各人は、各人の水筒の水と同じように自分の生命を自分という革袋の中にたくわえなければな…

再読『神の子どもたちはみな踊る』

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)作者:春樹, 村上新潮社Amazon 久々に再読。kindle版を買ったのでした。前に読んだのは文庫本が発行された年です。 東日本大震災は大きな災害だったのは勿論否定出来ないけれど、関西にルーツを持つ人間にとっては阪神大…

らもさん命日

中島らもさんの命日なので、家人と私とらもさんのグラスを並べて、ウヰスキーをのみました。あんまりのみ慣れていないのですが、トリスって好きかも知れない。「いいんだぜ」をyoutubeで流しながら、歌いながら、のみました。 アル中で人生が大変だったらも…

河童忌

河童忌ねどこで水をのむ 河童忌:7月24日 芥川龍之介没 巧くもないのに自由律しか詠めなくなってしまった。 何度か書いていますが、芥川は「南京の基督」なんかが好きです。 南京の基督作者:芥川 竜之介Amazon南京の基督 [DVD]レオン・カーフェイAmazon

スタバアンソロ『さめない』

スターバックスコーヒーアンソロジー『さめない』入稿しました。予約可能です。 装幀・デザイン・組版・執筆をしています。 necotoco.com かなり面白いアンソロジーになっていると思います。通販は、尼崎文学だらけ、上記のリンクよりどうぞ。

果歩ちゃん

友人(ネットはしない子の話。これは本当にそうなので、このブログを読んだ時点で、もしもあなたが何か思っても、あなたを中傷したいわけではないことは知って欲しい)の行為に多く「でもそれはしちゃ駄目だよ」という気持ちと(そう云ったらあなたは私を疎…

『十五魔女の最後の旅』

2巻が本日6月15日発売です。 十五魔女の最後の旅 2巻 (LINEコミックス)作者:宵町めめLINE Digital FrontierAmazon十五魔女の最後の旅 1巻 (LINEコミックス)作者:宵町めめLINE Digital FrontierAmazon たぶん連載時とは違う頁があると思うので楽しみ。 宵町め…

大滝のぐれ 『絶滅危惧種』

絶滅危惧種 (ツチブタの骨ブックス)作者:大滝のぐれAmazon 顔をたずさえ 飲み込まれるムジカ 死にゆく魚と水槽の距離 西島くんの嘔吐が見たい! コミュ力高めな短篇集。そういう意味で、〝絶滅危惧〟という不穏な単語は似合わない気がする。嘔吐の話がただた…

未衣子『ちょっとした貴族のように』

ちょっとした貴族のように作者:未衣子発売日: 2021/04/19メディア: Kindle版

『もう死んでいる十二人の女たちと』

もう死んでいる十二人の女たちと (エクス・リブリス)作者:パク・ソルメ発売日: 2021/02/23メディア: 単行本 読みたいメモ。

4月短歌誌

歌壇2021年4月号発売日: 2021/03/13メディア: 雑誌短歌研究 2021年 04 月号発売日: 2021/03/19メディア: 雑誌短歌 2021年4月号発売日: 2021/03/25メディア: 雑誌 短歌研究の特集は「万葉ポピュリズムを斬る」、 角川は「遥かなる母校」、 歌壇は「連作の組み…

kindleUnlimited、99円月間

KindleUnlimitedサーヴィスが、2ヶ月間だけ99円なので、2ヶ月間利用して値段が上がる前に抜けようと思っている、せこいひとの読書記録です。 神聖なる 神聖なる (隙間社電書)作者:伊藤なむあひ発売日: 2020/07/26メディア: Kindle版 神聖なる 燃えてないない…

韓国4冊

twitter上で譲渡先を探していらっしゃったので譲っていただきました。 韓国文学は熱いと知ってはいるのですが、全然読んでいなかったのですね。日系の話としても柳美里くらい遡ってしまう。それから鷺沢萠か……ずーっと前のことです。 82年生まれ、キム・ジヨ…

noteに、芥川賞候補作の感想を書きました。

note.com まひるの月を追いかけて (文春文庫)作者:恩田 陸発売日: 2007/05/10メディア: 文庫 蛇にピアス (集英社文庫)作者:金原ひとみ発売日: 2019/06/14メディア: Kindle版 蹴りたい背中 (河出文庫)作者:綿矢 りさ発売日: 2007/04/05メディア: ペーパーバッ…

芥川賞候補作5作を読みました。

推し、燃ゆ作者:宇佐見りん発売日: 2020/09/10メディア: Kindle版旅する練習作者:乗代雄介発売日: 2020/12/28メディア: Kindle版コンジュジ (集英社文芸単行本)作者:木崎みつ子発売日: 2021/01/20メディア: Kindle版母影(おもかげ)作者:尾崎 世界観発売日: 2…

『蜜の残り』

蜜の残り (角川文庫)作者:加藤 千恵発売日: 2015/01/24メディア: 文庫

『トパーズ』

トパーズ (村上龍電子本製作所)作者:村上 龍発売日: 2019/12/04メディア: Kindle版 読み初めから本当は村上龍『トパーズ』(去年からの続き)山本直樹『堀田』(元旦に古書店から届いた)と、エロとSMな感じなのですが、今日はトパーズを読了。村上龍が撮っ…

『ダス・ゲマイネ』

ダス・ゲマイネ作者:太宰 治発売日: 2012/09/14メディア: Kindle版 面白過ぎた、何故か驚くほど。私が太宰治という単語から感じる何らかの薄い闇を、私はもっと取り払って、流行作家として好きに読み放題するべきだなと思いました。

芥川賞候補作を読むよ

第164回芥川賞候補作を読み合い会(という名前の会ではない)に誘われたので、読む予定の作品をメモです。読み合い会の主(ぬし)が、本を購入して読ませて貰えるとのこと。わーい。得だ。 『推し、燃ゆ』宇佐見りん(河出書房新社) 『母影』尾崎世界観(新…

ノルウェイの森と、現実の人物

『ノルウェイの森』で云うと寮の部屋の壁に貼られたパナマ運河の地図に喩えられた男は、2020年年末に、ミッション車のシフトを切り替える夢をみる。 ノルウェイの森 上 (講談社文庫)作者:村上 春樹発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック ノルウェイの…

村上春樹kindle

村上春樹の新潮社から発行されている小説がkindle化された今日です。ふたつ予約しました。18日を待つ!その他のkindleも財政上可能な範囲で可及的速やかに買います。何故出し渋っていたのか。いいのよもう刊行されるのだから文句は云わないわ……(何故18日ま…

『YOUNG & FINE』

YOUNG & FINE (fukkan.com)作者:山本 直樹発売日: 2018/01/19メディア: コミック 『 YOUNG & FINE 〜うみべのまちでぼくらはなかよしだったか〜』 山本直樹先生の最新刊『田舎』を」買うことを念頭において、積読を崩しました。 まだMacを使っていない時代の…

『乳と卵』

乳と卵作者:川上未映子発売日: 2014/09/26メディア: Kindle版 京都弁混じりの育ちだからゆえに、逆に関西弁で書かれている話が苦手だ。自分のテンポの関西弁で読んでいると齟齬が生じてしまう。それで、数頁読んで放置していたのだけれど、ふと電子書籍版をs…

『ぱらいそ』

ぱらいそ(書籍扱いコミックス)作者:今日マチ子発売日: 2015/06/16メディア: コミック

八月六日上々天氣

わたしがちいさかったときに―原爆の子 他より (若い人の絵本)作者:長田 新発売日: 1967/07/20メディア: 単行本ふたりのイーダ (講談社青い鳥文庫 6-6)作者:松谷 みよ子発売日: 1980/11/10メディア: 文庫黒い雨 (新潮文庫)作者:鱒二, 井伏発売日: 1970/06/25…

『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』

明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち (幻冬舎文庫)作者:山田詠美発売日: 2015/09/04メディア: Kindle版 つまんないけれど惰性で続く毎週月曜のドラマ、今回も書こうか、というような凡庸さと、山田詠美独特の自意識のある文体でした。そういえば山田…

『水声』

水声 (文春文庫)作者:弘美, 川上発売日: 2017/07/06メディア: 文庫 好きという言葉を、わたしもつきつめて考えたことがなかったことに気がついた。好きになって恋をして結婚して子供がうまれました。末永くしあわせに暮らしました。そういう好きを、今までま…



 web site