Komma usw.

背後にクロチネさんがいる。

9月短歌誌

 

短歌研究2018年9月号

短歌研究2018年9月号

短歌 2018年9月号

短歌 2018年9月号

歌壇 2018年 09 月号 [雑誌]

歌壇 2018年 09 月号 [雑誌]

 短歌研究は、第61回短歌研究新人賞、第54回短歌研究賞の発表が載っています。
 詩人として以前ライヴで共演した菊池奏子さんと、文学フリマでお目にかかったことのある(恐らく私は覚えられてはいないのですが)久石ソナさんが、候補に残っていらっしゃいました。知人が載っていると、ちょっと興味が強くなります。

 短歌(KADOKAWA)は特集「短歌の構造」として総論(韻文と散文の違い)ほか面白そうな1冊になっているので期待して読みます。


      

ネットプリント 「なつみど」「水彩」

 白昼社のblogにも書いた方が良いのですが、一応こちらに早めに。

 

 ななさんとふたりで写真や画像と共に短歌を詠み合ってつくった折本をふたつ、イヴェント「ちょこっと文芸福岡」の折本フェアの展示にお送りしました。展示期間に合わせてコンヴィニエンスストアのネットプリント配信の手配を、ななさんがしてくださっています。(色々、色々、ななさんにお世話になりっぱなしになった私です)




 


 取り急ぎtweetを貼るだけなのですが;

 :

 17907119(夏の緑を愛でる)
 52910146(水彩散歩)

  • その他コンヴィニ

 TQQF2FY62Y

 A4、カラーorモノクロが選択出来ます。カラー60円、モノクロ20円。8/29までコピー機から印刷出来ます。
 8つに折って切目を入れるとミニブック(折本)になる仕様です。お手元にどうぞ。

 折本の作り方はこちらをご参照ください。
 
 折り本って何?


 ちょこっと文芸福岡さんの開催日は、8/26です。
 chocobun.jimdo.com


 ななさんのblog
 library7.hateblo.jp
 

今更の「土用の丑の日」読書

「う」の付く読書。
 

うたかた/サンクチュアリ (新潮文庫)

うたかた/サンクチュアリ (新潮文庫)

うたかたの日々 (ハヤカワepi文庫)

うたかたの日々 (ハヤカワepi文庫)

うたかたエマノン (徳間文庫)

うたかたエマノン (徳間文庫)

『うたかた・サンクチュアリ』は吉本ばなな関連でもかなり好きな部類だし、『うたかたの日々』は『日々の泡』という別名でレジェンド過ぎる。
 結局私の「土用の丑」は「うたかた」でした。


 

日々の泡 (新潮文庫)

日々の泡 (新潮文庫)


   

対話篇

X「平成最後の夏ってみんなが騒ぐね」
Y「一部のひとが云うね。なんか良いことあるの?」
X「あれ、蝉っぽくない? なんか」
Y「蝉?」
X「騒いでるきみたちは今まで30年間土のなかにいたのかよ、っていうか」
Y「あはははは。だから今賑やかなのか。蝉ねーそうだねー」
X「でも4月から夏だから来年も平成の夏がある可能性はある」
Y「旧暦め」
X「まあ、みんな蝉だから分かんないよ」
Y「蝉には分からないだろうねー」


 




 

『娼年』

 

娼年 (集英社文庫)

娼年 (集英社文庫)


 コールボーイに雇われた主人公。男娼を束ねる組織を手にしている女性。その娘。男娼の仕事仲間の青年……エロティックな描写はあるにしろ(そう濃厚とも云えないような)、最終的な着地点を読むと、爽やかな青年たちの青春小説のような印象でした。


  

『押絵と旅する男』

 

江戸川乱歩名作選 (新潮文庫)

江戸川乱歩名作選 (新潮文庫)


押絵と旅する男』は #ブンゴウメール サーヴィスで今月毎日江戸川乱歩名義で送られてくるもの。30日でこの量が読めるように計算されて送られてくるなら、とまた青空文庫で先に読了した。
 2018年の私にとってはこれを読めば、『魍魎の匣』を想起せずには居られない。そうではないだろうか?
 

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

 私は『魍魎の匣』は講談社ノベルスで読んだ世代。京極堂シリーズのなかでもかなり上位で好きだから、肩入れしてしまう。

 ところで、「春画と旅する〜」「肖像と旅する〜」「挿絵と旅する〜」「絵画と旅する〜」というような言葉を思い浮かべると、「押絵と旅する〜」という描写に較べてなんてつまらなく感じてしまうのだろう。しかし(繰り返しこの話になる)『魍魎の匣』の旅する男は、この本に適うのではないだろうか。

 
 

 ほぅ。

     

『人間椅子』

  #ブンゴウメール8月。夕刻には毎日『人間椅子』が一節送られてくる。ので、先に青空文庫で読んでしまう。
 タイトル通りの小説だが、そう云えば「作家の元に」(それは著者をモデルにした人物だったり、ただ作家である主人公だったり)の元に素人から原稿が送られてきて、更には億劫だと思ったり、または何故か手に取ってしまったりとしてその原稿を読んでしまい、
 つまりその原稿が小説の内容であり、作家の日常に戻って世界が終わる、という短篇は或る時代に多いな、と思った。今ふと思い出したのは『トカトントン』です。

 

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)


  #ブンゴウメール 8月は『押絵と旅する男』が朝、『人間椅子』が夕刻に一節送られてくる。メール差出人が「江戸川乱歩」とされていたり、凝っている。(先月は芥川龍之介からメールが届き続けた)
 bungomail.notsobad.jp
 ここのところは、何月はこの作品だな、と知ると先ずは青空文庫で読み終えてしまうことになっているけれど、魅力的なサーヴィス。


   



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