掻き乱して 抉り出して 睨み付けて 火を点けて /
いいえ、嘘なのよ、灯が欲しかっただけ /
鮮やかだった夕映えももう、
青い影を引き擦り落として、夜空が躰に溜まるから /
ほぉらまたひとつ傷付いた /
ほぉらまたひとり逃げてった /
流れゆく、ものはみな、失われ、時は過ぎ、ひとは去る /
最後に浮かぶのは、甦った花の饗宴 /
20130722
掻き乱して 抉り出して 睨み付けて 火を点けて /
いいえ、嘘なのよ、灯が欲しかっただけ /
鮮やかだった夕映えももう、
青い影を引き擦り落として、夜空が躰に溜まるから /
ほぉらまたひとつ傷付いた /
ほぉらまたひとり逃げてった /
流れゆく、ものはみな、失われ、時は過ぎ、ひとは去る /
最後に浮かぶのは、甦った花の饗宴 /
20130722
晩餐会のトランプ
有りがちな逡巡と疑問符/五線紙を灼くセンシティヴ/サディスティックディスカッション/三角錐とミサンガ/
ほんとうに当人達は知らぬを決め込むランプ/日陰に落とすトランプ/残骸遺す火山灰/晩餐会の散会後、/
この子はもう、返しません。
20141011
リリィ・シュシュのアルバム聴きたいですか? と牟礼鯨さんにメールをして、送った。
『グライド』と『共鳴(空虚な石)』も持っている私はちょっとマニアックなのでは。自慢か。
今の何処までも弾む楽器のようなSalyuではなく、声を響かせることだけで繋がろうとするリリィ・シュシュの音源も好いと思う。
本当は『undo』のサウンドトラックがとても良い盤なので聴かせたかったのだけれど、興味が無い、とのことで、そして自分の、「お薦めである/聴かせたい」という感情は一体何なのだ、と考えてよく分からなかった。とても良いのは確かなのですが。
このサウンドトラックは、芝居で使ったりポエトリーリーディングで使ったり、お世話になっています。私的なものではなく、パブリックなものを創る時は使用料を払ってでも取り入れたいなと思います。
はてなブログ題詠「短歌の目」2月、参加します。
1) 洗
濡れ濡れと洗い髪にまた雨しきる夜部屋の外で大変泣いた
2)鬼
人として生きるも死ぬも出来なくて私を剥がせば綿状の鬼
3)入
入水した人魚の後を人が追い人魚は人間と海で死んだ
4)チョコ
ゴダィヴァもマルコリーニも要らないな あたし明治の板チョコがすき
5)きさらぎ
如月の三十日に生まれたの だから明後日星に帰るの
この写真が、どうにもCDジャケットを想起させる。
自分が被写体である写真を重ねるのは、厚かましいかも知れないけれど……
ただ、ずっと前にはてな乙女の他の方もイメージフォトを撮っていらっしゃったのを思い出しました。
(ちなみに、この場所に入り込んで写真を撮ったのは、危ないって云われるから秘密、とか云って逃げたなあ……)